売価アップで取引先側が望むこと
売価アップを依頼する場合、当然ですが得意先からはその「根拠」を求められます。
根拠が無ければ、あたりまえですが売価を上げる理由が無いからです。
それともう一つの理由としては、担当者が上司に報告・依頼するための
資料となります。
ですので、当社側の望みだけを入れるのではなく、得意先担当者が
説明しやすい資料を作成する必要があります。
具体的な根拠
では具体的にはどのような資料になるのでしょうか?
製造業であれば、一般的には掛かるコストの「上昇率」分を
そのまま報告します。
例えば、電力費の年・月の推移からアップ率と比例するように
金額を算出します。
そして、「比較前の利益率」と「アップ後の利益率」が同じにすることです。
要は、当社側が「儲かっているわけではない」状態とすることですね。