財務状態の分析は、決算書を使用して様々な指標を計算します。
どの指標が重要かは、業種やコンサルの先生によって意見が変わってきます。
私がコンサルタントとして、最も重要視しているのが「損益分岐点」分析です。
当社の「最速産廃診断」の経営分析の最初に記載されている重要な指標です。
何回かにわたり、損益分岐点分析について解説していきます。
損益分岐点(CVP)とは
一言で言って、「利益がプラスマイナスゼロになる売上高の金額」の事です。
「売上高 = 損益分岐点」であれば利益ゼロ。
「売上高 > 損益分岐点」であれば黒字。
「売上高 < 損益分岐点」であれば赤字。
となります。
予め損益分岐点を計算しておくことで、経営の数値計画がより具体的になり
目標売上高がはっきりと見えてきます。
当然黒字を目指すわけですから、損益分岐点を上回る売上高が目標値になりますね。
実はこの数値は、直近の損益計算書から簡単に計算できます。
次回はこの計算式を解説していきます。