405事業(計画)

先のブログで触れた、405事業(計画)というものがあります。

正確には「経営改善計画策定支援」といい、国の政策として経営が窮している企業が

経営の建て直しの経営計画を作り金融機関へ同意を得るものになります。

もっと具体的に書くと、

・補助金を使い、経営計画作成費用の2/3を国が負担し

 1/3のみの企業負担で経営計画を作成。

・経営計画は、我々コンサルタントや税理士・金融機関と協力して作成。

・ゴールは金融支援。金融支援とは主に借入金の返済を一定期間減らしたり

 止めたりする。

といった内容です。

返済の猶予

ゴールが返済猶予になり、一定期間の返済を免除されます。

そのため、返済に充てていたキャッシュがそのまま会社に残ることになり、

そのキャッシュを利用しつつ経営を建て直していきます。

資金繰りに窮している企業には大変ありがたい支援となります。

一方で、トータルの返済額が減るわけではありませんので、

厳しい言い方だと先延ばししただけです。

しかもその間の利子は免除されず払わなければなりません。

元金が減らないため、利子は高いまま払い続けることになります。

色々な方面から考慮すると、金融機関側のリスクは会社が残る限りほとんどありませんね。