価格転嫁の近況

近年の物価高を踏まえて、材料費・外注費・労務費が上がっていることを前提に

「売価」アップ交渉がし易い状況になっています。

実は政府からも価格転嫁に関する指針が出ています。

shiryou2.pdf (cas.go.jp)

以前よりかは遥かに価格転嫁しやすい状況になっていますね。

売価を上げる意味

売価を上げることに躊躇いがある事業者が多いと思います。

売価を上げたら、

・取引が打ち切られるかもしれない

・こっちの話など聞いて貰えない

等、それぞれの企業での悩みは尽きません。

売価を上げることはどういうことか考えてみましょう。

売上は、単価 x 数量で決まります。この場合「単価」が売価にあたりますが

この売価アップには、実は原価計算は全く関係ありません。

原価は全く変わらないので、売価を上げるとその分だけ単純に利益が増えます。

つまり、価格交渉自体の手間は勿論かかりますが、原価を抑えるといった「企業努力」は

不要となり、利益アップには非常に効果が高いです。あたりまえですが。

いくつかのポイントを次回お話しします。